同じ型紙でブラウス3種

裁縫など

夏に向けて、ゴールデンウィーク頃から仕事のない日に少しずつ作っていた半袖ブラウス3種類が完成しました。

数ある洋裁の本を見て、肩幅、首まわり、袖まわりのサイズが自分に合うと思った別々の型紙を合体させて作ったお手製型紙を使っています。

作った3種類は基本的には同じ型紙を使っているのですが、少しゆったり着たかったので、部分的にタックやギャザーを入れてみました。

無地、花柄など生地の違いと、袖の形などアレンジすれば、身頃部分の型紙がまったく同じでも、ずいぶんと違う印象になると思うのですが、いかがでしょうか。

首まわりと袖まわりの形は同じなので、できる限り同時進行で3枚進めます。
工場の流れ作業と同じで、同じ作業はまとめてやってしまったほうが楽だと思います。3枚分の裁断をして、ロックミシンも3枚分一気に、同じ部分の接着芯貼りを3枚分まとめてやって、前立ても襟も3枚まとめて縫います。

(1)ピンクの無地のブラウス

前身頃に数本のピンタックを入れて、お腹まわりがゆったりする作りにしました。
首回りや袖口を切る前にピンタックを入れてしまい、縫って固定してから型紙通りに切りました(このやり方が正しいかどうかわかりませんが、ここは自己流で)。
袖や後ろ身頃はアレンジなしです。

(2)花柄のブラウス

写真で伝わるかどうかわかりませんが、ややテロンテロンの生地です。ちょっと老け気味の模様ですかね。でも気に入って買いました。

後ろ身頃にギャザー

首まわりと袖まわりは型紙通りですが、ヨークの切り替え位置で後ろ身頃にギャザーを入れました。ギャザーで詰める必要のある部分にざっくり縫いを2本平行して入れ(私はミシンで6mm幅で縫いました)、中表でヨークと両端を合わせてまち針で止めます。

このままだと身頃の方の布幅が広くてヨークと幅が合いませんが、身頃に入れたざっくり縫いの片側を結んで固定し、反対側の下糸の端をゆっくりと引っ張ってギャザーをよせながら、ヨークと後ろ身頃の幅が同じになるようにします。ちょうどいいところで糸を結んでずれないようにし、ギャザーを均一にならしたら、ヨークと縫い合わせます。
これで身頃にギャザー分の余裕ができました。

フレンチスリーブ風?


袖も工夫しました。付け根の部分は同じですが、出口部分の幅を大きくひろげました。これで二の腕も絞めつけられず快適に着られます。

フレンチスリーブは身頃と袖の切り替えがなく、肩から自然と落ちた部分が袖になるスタイルですが、この部分の出口部分を大きく肩側(上側)に広げると、フレンチスリーブっぽく見えませんか? 
一般的なフレンチスリーブより肩から落ちる部分の長さがあるので、ちょっとフリルっぽくなりますよね。
張りがある生地では突っ張ってしまうので、このテロンテロンの生地だからできることだと思います。

(3)バラ模様のブラウス

見た瞬間にレトロな雰囲気のブラウスが作れる気がして買った生地です。激安だったことも理由ですけどね。

専門用語で何ていうか知りませんが、内側からつまんで袖口の方で縫い止め、袖全体が少しだけ丸みのある仕上がりにしました。

型紙通りの袖をそのまま袖口でつまむと、詰めた分サイズが小さくなるのでNG!です。 
そでの付け根部分はそのままで、袖口のほうはつまむ分だけ幅を広げるようにアレンジし、つまんだ後のサイズが型紙と同じ程度になるようにする必要があります。
袖口を詰める前の写真を撮り忘れて載せられませんが、上記の(2)と同じように、肩側(上側)に持ち上げた時に幅が大きくなるような形にアレンジしてからつまんで縫い止めています。

ヨークの切り替え位置で、後ろ身頃もつまんでいます。こうやってちょっとつまんだだけでも身頃にゆとりができて着やすくなります。

着心地UPを目指すならヨーク付き

ブラウスやシャツを作る際、私は必ずヨーク(後ろ身頃と縫い合わされている肩側の部分)を入れます。ヨーク部分で切り替えずに後ろ身頃を1枚にしてしまった方がもちろん工程は楽ですが、横位置にとったヨークを入れることで、着心地がぐんとよくなる気がするんです。体になじむというかなんというか。

さぁ、夏を迎える準備の一部が完了しました。
と、言いつつ、また何かすぐに縫い始めると思いますが、ひとまずこれで。

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