スーパーで小アジが常に並ぶようになり、そういう季節かと思っていましたが、特に食指が動かず買わずにきました。
土井善晴の「おかずのクッキング」
でもいつも録画で見ている(東京では土曜の早朝放送なので)土井善晴の「おかずのクッキング」で紹介されていた「小アジの南蛮漬け」を見て、ちょっと挑戦してみたくなりました。
南蛮漬けといえば、遠い昔に1度挑戦したことがあるのですが、その時、骨まで食べられるはずのアジの背骨が硬くて、口の中が血だらけになりかけた体験が忘れられず、それ以降、自分では作らずにきました。
唐揚げうまーい! 止まらない!
土井先生の説明を見ながら丁寧に下準備をして、唐揚げにするところまで終わった段階で、骨の固さを確認しようとお塩をパラパラして食べてみたら、「うまーい!」「やわらかーい!」「頭から全部食べられる!」と感動し、気づいたら作った8尾全部を唐揚げ+塩でぺろっといってしまっていました。
(まっ結局、こういうところが私が太っている原因なんでしょうね)。
うむむ、作った南蛮酢の立場がない、土井先生も不本意だろうけれど、美味しかったんだから仕方がない。揚げたてはなおのこと美味しいし。
土井先生、南蛮漬けは作らなかったけど、骨まで軟らかい美味しい唐揚げが作れたのは先生のおかげですからね。
南蛮酢は無駄にしないように、必ず数日以内に再度作ります。
揚げ物とはいえ唐揚げなので衣は薄く、お肉よりはカロリーも低いはずなので、体形を気にする私にもってこい。しかも8尾で197円と経済的。
土井先生は調理のちょっとしたコツを丁寧に説明してくれるので大好きです。
というわけで、自分自身への覚書も兼ねて、作り方を書いておきます。
<材料>
・小アジ 好きなだけ
(8-12尾ぐらいが作りやすい量かと)
・小麦粉 小アジの表面につける分
・ショウガ 1かけ(なくても良い)
・塩 アジの量次第だが大さじ1ぐらい
(なくても良い。食べる時にふりかける分を除く)
<手順>
①アジのエラの内側に両側から指を入れて、中央部にある硬い部分をつまんでちぎり、下あご部分ごと外側に引き出すと、つながっているお腹の内臓も一緒についてくるので、そのまま引き出す。
※途中で内臓が切れたら、手でお腹を尾に向かってさいて、残った部分を取りだせばOK。
②お水をはったボウルの中で、頭やお腹の内側に血のかたまりなどが残らないよう丁寧に洗う。
③ここで土井先生のやり方にはない私のこだわりの処置をする
(下記。飛ばしてもOK)
お魚は大好きですが、ほんのちょっとでも臭みがあると食べたくなくなります。なので、臭み取りのため調理前に「ショウガ塩水」に最低1時間ほど漬けるのが私流です。時間があるなら一晩漬けても大丈夫だと思います。
土井先生はやってなかったので、この過程は必須ではないです。素材が良ければやらなくても十分美味しいのだと思います。でも作った挙句に臭みが気になって食べたくなくなるのは嫌なので、私はやるようにしています。
この工程を飛ばしたら、大きな時短になりますね。
ちなみに私は乾燥ショウガを常備しています。ここではボウルに入れたお湯でショウガをもどし、エキスが出たショウガ湯に塩を加えて冷めたものを使っています。もちろん生のショウガが手元にあれば絞り汁を使ってもOK。
④キッチンペーパーで表面の水分をとった後、小麦粉を表面にまぶす。お腹の内側も忘れずに。
⑤アジがひたひたにつかる程度のサラダ油をお鍋に入れて火にかける。
⑥さい箸の先を油につけてみて、シュワシュワと泡がたったらアジをいれていく。
⑦中弱火にし、途中で返しながら揚げる。入れてすぐはボコボコいっていた大きな泡が、小さくなってきたらOK。アジが表面に浮くのも揚げ上がりのサイン。
⑧表面に塩適量をパラパラして、美味しくいただく。
本当は⑦の揚げたてを南蛮酢に漬け、千切りにしたミョウガ、ネギ(玉ネギ)、シソなどとあえて食べるのですが、味見のつもりだった⑧の段階で、唐揚げが美味しすぎて、あーあー、ひとりで全部食べちゃいました。
小アジの唐揚げにぴったりのピーマンとニンニクの万能塩が完成!
ステーキにも焼き魚にも野菜にも、ふりかけるだけで美味しくなります”>ニンニクとピーマンの万能塩のレシピもこちらで公開しています!
■ちゃんと南蛮漬けで食べたい方のために
<土井善晴の南蛮酢の材料 小アジ12尾分>
薄口醤油・・・1/3カップ
米酢・・・1/2カップ
砂糖・・・1/3カップ(35g)
昆布・・・1枚
赤唐辛子・・・小さじ1
水・・・2カップ
※材料を全部混ぜる。お水を2カップも入れるのかと思いましたが、テレビで見ていたら、ひたひたにアジが泳いでいるぐらいの分量でした。
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