いつ買ったのか忘れましたが、グレーの薄い生地が5m分ぐらいありました。
たしか上下のセットアップを作るつもりだったと記憶していますが、買った後に色味がちょっとおばちゃんぽいかなと思って、そのまま放置していたものです。
でも、ここ半年ぐらいNHKの『すてきにハンドメイド』を見ていたら、何度もワンピースが紹介されていて、Aラインのワンピースとかなら、おばちゃん臭さが出ずにすむかと思い至り、作ることにしました。
ワンピースと半そでのシャツジャケット
ワンピースと半そでのシャツジャケットのアンサンブルでいきたいと思います。
ひと昔前ならアンサンブルと呼んでいたと思いますが、今は別のファッション用語で呼ばれているのでしょうか。
身頃の中心部分にゆとり
太めの私は、これまでワンピースを作る時は、お腹まわりが締めつけられないように、脇が左右に広がるように裁断していましたが、『すてきにハンドメイド』で身頃を3枚に分け、中央に当たる部分も左右に広がるようにすると、脇じゃなく体の中心部分にゆとりが出る作りになると紹介されていました。
その分、脇の広がりを抑えれば、横幅はたっぷりあるのに、見た目はすっきりするそうです。
確かに!
事前に小さいサイズで型紙を何度も書いてみて、イメージを固めました。写真のように、前も後ろも身頃を3枚にして裁断します。
最終的には、普段使っているブラウスの型紙を別の紙に書き写し、それを適当な位置で3枚に分け、それぞれ裾に向かって(ワンピースの長さまで)左右に広がりをつけました。その3枚は縫い合わせるので、広がり具合は同じである必要があります。
中央部分に広がりをつけたおかげで、思っていた以上に横幅に余裕のある作りになりました。お腹まわりの締め付けは一切なし!です。
襟や袖の形を工夫して重ね着OKの作りに
アンサンブルにするとなると、本来は内側にくるワンピースは襟なしノースリーブが一番なのでしょうが、暑がりなのでワンピースだけで着ることもあると考えたら、あまり美しくない首回りも隠したいし、太い二の腕を出すなんてとんでもない。
そこで、ジャケットのほうに通常の襟をつけ、ワンピースのほうはボウカラーにして、重ねて着ても邪魔にならないようにしました。
これは長いファスナーをつけるのが面倒な時にも便利です。
前にアキを作り、頭からすっぽりかぶる形です。前のアキはむき出しだと少しセクシーになりますが、ボウカラーを結ぶとアキを隠してくれるので問題ありません。
袖もワンピースには普通の袖、上から着るジャケットの袖は少し波打つぐらい幅をとってゆとりを持たせました。これで重ねて着ても大丈夫です。
完成!
かなり薄く、中がスケスケの生地なので、内側に何かを着なくてはなりません。やっぱりこれ専用の裏地が必要ですね。何かインナーも考えます。
アンサンブルにしたけれど、暑くてあまり重ね着する気にならず、結局2枚別々に着ちゃうんだろうな、と思います。
ちょっと面倒ですが、身頃を3枚にする案、ゆったり着たいからといって脇だけを広げるよりすっきり見えてよいですよね! これからも使おうと思います。
こんなちょっとした工夫でスマートに見えるので、ぜひ皆さんもやってみてください。
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