数値が上がったり下がったりで一喜一憂 血糖値はダイエット中の体重みたいなもの

糖尿病

今日は血糖計のお話をさせていただきます。
糖尿病診断の基準にされる血糖値は、毎日自分で測らなければなりません。
初めて糖尿病内科に行った時、その日のうちに糖尿病の診断を受けたのですが、帰る時には血糖値を測る小さな機械を与えられていました。

買ったのだと思ったら、新品だけどレンタルの扱いになるそうです。
朝起きてすぐの空腹時に測るのをルーティンにし、追加でたまにでいいから別の時間帯も測るように言われました。測った血糖値は、自己管理ノートに記録し、病院に行くたびに数値の変動を先生に見てもらいます。

初めて自分で測った時はなんと血糖値600超

職場の健康診断で測った空腹時の血糖値が346、初めて病院にかかった時の食後約4時間程度の血糖値は465でしたが、血糖計を渡された日の夜、寝る直前に自分で測ったら「600超」という数値で、機械がそれ以上は測れないという状態でした。夕食が遅めだったという理由もあるかもしれませんが、「私、大丈夫なんだろうか?」と怖くなってしまいました。

TERUMO メディセーフ フィットスマイル

血糖計は血糖値を測定するメインの機械の他に、少量の出血をさせるためのペン型の道具がセットになっていて、両方を入れられるケースが付いています。
画面が見やすくて人気があるからと看護師さんイチ押しだった機械は、ケースが布製でコの字にファスナーが付いているものでした。

でもその隣にあったプラスティックの白ケースが気になり、看護師さんの話を阻止して、こっちを選んでもいいんですか?と、肝心の機械ではなく、ケースが気に入って、TERUMOのメディセーフ フィットスマイルを選びました。
でも使いやすさの点でも悪くはないと思います。大切な血糖値を示す数字も大きく表示されますし、問題ありません。

毎回指先に針をブスっ!

血糖値を測る作業のハイライトは、やはり針をブスッと刺し、出血させる時だと思います。
道具の先端に針をセットし(この時、針はまだケースの内側に隠れた状態)、指先のはらに先端をまっすぐ当ててボタンを押すと、針が飛び出して指を突き刺します。針自体は見えないので、どの程度の長さの、どの程度の太さなのかはわかりません。
バチっ!という衝撃と共に指先の皮膚の奥の方に鈍痛が走るといった感じです。インスリン注射のように表面的なチクっじゃなく、皮膚の奥で感じる痛み。注射より完全にこっちのほうがたちが悪いです。

すぐにドバっと血が出るわけではなく(出たら逆に問題)、刺した場所の周囲を絞り出すように押すと、血液がにじみ出てきます。
直径2mmぐらいの出血で十分なのですが、初めの頃は失敗ばかりで、刺したのに、しかもちゃんと痛い思いをしたのに血が出なくて、毎回2、3回はやり直していました。

よく見ると、指先に針穴の痕がいくつも残っていて、この先ずっと毎日やるのに、私の指先は耐えられるのだろうかと心配したものです。
しかも失敗しても同じ針でやり直していいとは知らず(説明を受けたのかもしれませんが覚えていない)、毎回新しい針を付け直していたので、ずいぶんと針の無駄遣いをしました。

血が出ない失敗もあれば、逆に血が出過ぎて、押さえて止まったと思ったらまたにじみ出てきて、気づくとそこいらの物に血がべっとりついてしまっていることもあります。
やはりポイントがちゃんとあるのだと思いますが、私にはわからないので、とりあえず同じ場所に刺さないように注意するしかありません。

もっと測りたい! もっと測りたい!?

インスリンを打ち始めた最初の1週間は、血糖値は全く落ちませんでした。インスリンの効果が出てないんじゃないかと心配になりましたが、それとは裏腹に体の疲れがどんどん楽になっていったので、やっぱりインスリンが効いているんだと実感しました。

2週目に入って、300台だった数値が200台に下がってきました。体のほうもますます元気になっていき、3週目に入ると100台になりました。

あれあれ? 糖尿病とは長い長いおつき合いになると思ってたけど、もしかして来月には平常値になって、すぐにインスリン卒業なんじゃ?と思ったほどです。
でもそう簡単ではないようで、100台になってからは、上がったり下がったりを繰り返しています。極端には上がりませんが、かといって100以下になることもありません。
それに、HbA1cは13.7なので、まだまだ平常値の倍以上。当分は続けなきゃならないですね。

看護師さんが、血糖値が下がり始めると嬉しくなって、もっと測りたい! もっと測りたい!となっていくみたいですよ、とニコニコ笑顔でおっしゃっていました。まるで「お楽しみに!」とでも言いたげに。確かに下がってきたら嬉しいですが、こんなに痛いのに、もっと測りたい! もっと測りたい! なんてなるかい!

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