甲状腺機能亢進症のお薬を飲み始めて2週間が経過し、再度、病院に行ってきました。
部屋の中をたえずうろちょろし、ちょいちょい大きな声で鳴くことが、亢進症の症状のひとつだとは知らず、単に活発とか、もしかして発情?とか思っていましたが、お薬のおかげか、少し軽減されたように思います。
腎不全の検査も
今回の病院の一番の目的は、このお薬の副作用が出ていないかどうかを調べてもらうことです。
腎不全の確認はまた別の検査なのかと思っていたら、この血液検査で同時にやってもらえました。
結果は以下の通り。
<血液生化学検査>
●尿素窒素 BUN 結果:31.1 mg/dL
(基準値:17.6-32.8 多い場合:腎不全、循環不全、脱水、異化亢進)
●クレアチニンCRE 結果:1.7 mg/dL
(基準値0.8-1.8 多い場合:腎不全、脱水)
<血液一般検査>
●白血球数WBC 結果:71 10²/μL
(基準値55-195 多い場合:炎症、細菌感染、ストレス、白血病)
●赤血球数RBC 結果:992 10²/μL
(基準値550-1000 多い場合:脱水、心疾患)
●ヘモグロビン濃度HGB 結果:13.8 g/dL
(基準値8.0-14.0 多い場合:脱水)
●ヘマトクリット値HCT 結果:43.4%
(基準値24.0-45.0 多い場合:脱水、心・肺疾患、多血症)
●血小板数PLT 結果:33.9 10²/μL
(基準値30-70 多い場合:自己免疫疾患)
数値はギリギリだけど腎不全にはかかってない! やった!
腎不全は、血液生化学検査のほうですが、増加傾向ではあるものの、ギリギリ基準値の範囲内なので、ひとまず大丈夫でしょう、ということでした。良かった!
一般検査のほうも基準値を外れる結果ではなかったので、問題なく、このままお薬の服用を続けてくださいとのこと。
また2週間ぐらい後に、今度はお薬の効果がどの程度出ているかの検査のために、病院に行くことになりました。
小さくクゥン、クゥンするセキみたいなやつ止まりました!
クゥン、クゥンというセキのようなクシャミのようなやつ、全く出なくなりました。
こうなるとやっぱり原因は甲状腺機能亢進症だったのですよね。いただいているお薬のおかげで、出なくなったと考えるのが妥当だと思います。
お医者さんの実力って?
それなのに、前回のブログでも書きましたが、動物病院の先生にこの症状のことを訴えても、全然ピンと来てくれてない風だったんです。
甲状腺機能亢進症は老猫がよくかかる病気だと説明を受けました。ということは、それにまつわる症状もかなりの頻度で見ておられるんじゃないかと思うんですが、なんで「さぁ~、どうでしょうねぇ」的な態度になるんでしょうか。
私が糖尿病のせいで急激に眼が見えなくなった時(詳しくはこちら)も、私のかかりつけの糖尿病の専門の先生は「う~ん、どうかなぁ」という態度でしたが、3軒目の眼科医で説明を受け、ようやく納得しました。眼の専門医じゃないにしても、糖尿病が引き起こす眼の異変は、網膜症以外にもあるということをちゃんと知っていて欲しかったです。
猫の症状も、私の視力の急激な悪化も、知らなくても仕方ないと言えるほど稀な症状なんでしょうか。
やっぱり納得がいかないというか、すごく残念です。患者も、飼い主さんも、原因がわからないとどうしたらいいかわからないから、原因不明なのが一番怖いんです。
ベテランの先生=良い先生ってわけじゃないと思う
昔は「ベテランのお医者さんだから安心」という考えもありました。でも技術がこれほど進化すると、検査の仕方が全く変わったり、10年前は当たり前にやっていたことが、現在では完全否定されることもあると思います。だから、お医者さんは常に勉強が必要で、お医者さん自身も進化してもらう必要があると思います。かつての知識だけで診療を続ける”ベテラン”のお医者さんは、危ないんじゃないかとちょっと思います。
今回、命にかかわるほどの大事には至っていないですし、通いやすい場所にある病院なので、引き続き診てもらおうと思っていますが、先生、どう思ってるの?とちょっと聞きたいです。
ちなみに、動物病院の先生はたぶん40代で、私の糖尿病の先生は50代です。どっちも大ベテランというほどのおじいちゃん先生ではないのですけれど。
今回の医療費
血液検査と内服薬20日分で支払ったのは以下の通りです。
検査費 5,115円
内服薬 2,200円
合計 7,315円
あぁ! なんかまた愚痴ちゃいました。でも、だってだってモヤモヤするんですもの。
でもうちの子は順調に回復しているようで嬉しいです!
また次回、お薬の効果を検査してもらったらご報告します。
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