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陳健太郎さんの「金沙粉(きんさこ)」に感動して
だいぶ前の話ですが、NHKの『今日の料理』で、中華料理人の陳健太郎さんが、「ぶりステーキの金沙粉(きんさこ)がけ」を紹介していました(色々なサイトがレシピを掲載しているので探してみてください)。
材料や作り方を見ていて、これは絶対に美味しいはずと思ったので、さっそく作ってみたら、やっぱり! 本当に美味しかったです。
感動したのはこの「金沙粉」です。何にでも合いそうだったので、鶏や豚のステーキにもかけてみましたが、ただ焼いただけのものに、これをふりかけるだけで美味しく食べられました。
脂肪分は血糖値を上げっぱなしにするからNG!
管理栄養士さんの食事指導で、油類やナッツなどの脂肪分は長時間にわたって血糖値を上げっぱなしにするとわかったので、調理法で大量の油を使うものは避けたいところ。
かといってシンプルに蒸し鶏とお野菜にしても、高カロリーのドレッシングやソースをかけて食べたら本末転倒ですよね。
そんな時にこの「金沙粉」があれば!と思いました。
でも実はこのレシピはパン粉やバターを使っています。
すごく美味しいけど、このままではダメかも‥‥。
ずっと常備したいピーマンとニンニクの万能塩が誕生
そこで、バターとパン粉抜きで、たっぷりピーマン、ニンニク、コンソメの素、塩だけを使い、自分流にヘルシー版を作ってみました。
金沙粉は赤ピーマンを使っていましたが、最初に作った時、緑のピーマンしか手元になかったので、それだけで作ったら、青臭さや苦みが良いアクセントになるとわかりました。たぶん私が金沙粉を美味しいと思ったのも、このピーマンの風味だと思います。
結果、この先ずっと常備したい美味しいピーマンとニンニクの万能塩ができました。
自画自賛ですが、本当に美味しい。
もっとも作ったというほど凝ったものではなく、材料を全部合わせて乾煎りするだけなので、ものすごく簡単(でも時間はかかるが!)
ピーマンの苦みを楽しめる人であれば、きっと気に入っていただけると思います。
ミルミキサー(あるいはすり鉢?)で粉末状にしたら使いやすさ抜群
乾煎りをするだけで十分美味しいですが、使いやすさを考えて、ミルミキサーやすり鉢で粉末状にしたら、卓上塩のような手軽さで使えるとわかりました。
※粉末にしないなら、完全に乾燥させないほうがいいです。粒が固すぎて食べにくい気がします。
ただ焼いただけのお肉やお魚にパラパラっとふりかけるだけで美味しい1品のできあがりです。
レンチンで温めただけの絹豆腐にパラパラする、
キュウリにパラパラして丸かじり、
サラダにパラパラと油なしドレッシングにする、
エビ・イカ、青魚などに臭い消しを兼ねた調味料としてパラパラする、
鶏のから揚げの下味として、あるいは食べる時にパラパラする、
等など、かなり重宝しています。
特に大好物のアジの唐揚げにはもはやこれ以外は受け付けないぐらい合います(先に血糖値を上げっぱなしにする油を使う料理はNGと書いたばかりではありますが……)。
でも本当に「ピーマンのパワーすげぇ」と感じてもらえる、他にはない風味塩です。
1回やってみてください。本当に絶対に美味しいですから。時間はかかりますが、1回やったら、時間かけても作ろうと思いますから。ほら、大量に作って冷凍しておけばいいですし。
材料と作り方
ピーマン 4~5個 極小のみじん切り
ニンニク 大4かけ 極小のみじん切り
コンソメ顆粒 大さじ1
塩 大さじ2
※この塩の分量からわかるように、完成品は風味のある塩となります。
(手順)
材料全部をフライパンで乾煎りするだけです。
ピーマンとニンニクから出てくる水分でコンソメと塩を溶かして、再びそれをピーマンとニンニクに吸わせる感じです。
可能な限り弱い火で時間をかけてゆっくり乾燥させるのがベスト。
触ってカチカチになるまで乾燥したら出来上がり。
これをミルミキサーで粉末にします。
※長期保存するためには、とにかく水分を抜いて乾燥状態にすることが大切です。
※一番いいのはミルミキサーで粉末にすることです。卓上塩のような感覚てすごく使いやすいです。たぶんすり鉢ですっても細かくできると思います。
ただし、そのまま使うなら乾燥させすぎないほうがいいと思います。完全に乾燥すると粒が固くて食べにくくなるかと思います。
※乾燥するまで乾煎りするのはすごく時間がかかるので、私は倍ぐらいの量を作って冷凍保存しています。
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