100%ネイティブの英語 no. 10
“accordingly”
「それに従って/よって」
文書の修正を依頼するとき,問題点(要修正の理由)などを説明し,「じゃあ,今言ったことに従って,修正お願いします」といった言い方をすることがあります。
あるいは,何かのプロジェクトを進める時に,プランの説明をして,「そういう形でプロジェクトを進めてください」という言い方をしませんか。
今日ご紹介する“accordingly”を知るまで,私は“in accordance with the rule I have just explained” 「私が今説明した規定に合わせて」とか,長い文で言葉にしていました。
”accordingly”は「よって」とか「それに従って」と訳されますが,直前に説明したこと全体をひと言で表現できる本当に便利な言葉です。
私個人的には「そんな感じで」と訳すのがぴったりな気がしています。
使用例として,あるネイティブからもらったメッセージをご紹介します。
“This sentence is unclear.
One way to improve it might be to divide it into 2 sentences.
Would the writer kindly rewrite accordingly?”
「訳:この文章は意味がよくわかりません。文章を2つに分けるのも改善策の1つだと思います。そんな感じで,文章を書き直してもらえませんか?」
※「そんな感じで」と言っちゃうと,急にくだけた印象を与えてしまっているかもしれませんが,この文章自体は丁寧な英語で書かれています。
ただ単に“rewrite”「書き直してください」と言うだけじゃなく,“accordingly”を付けることで,直前に説明した案に従ってという意味を簡単に付与できます。
私は仕事柄,規定に沿って何かを書いてもらったり,問題点を伝えて修正してもらったりすることが多いので,先に状況説明や問題点を伝えた後に,「じゃあ今説明したことに従って」という意味で,この“accordingly”を便利に使いまくっています。
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