100%ネイティブの英語 no. 16
“Could you be more specific?”
「もっと具体的にお願いします」
人から何かについて話をされている時,その内容が漠然としすぎていて,いまいちピンとこないことがあると思います。そういう時は「もっと具体的に言って」とか「何か例を挙げて説明して」と頼みますよね。
英語では“specific”「具体的な」を使うといいようです。
ある英文報告書の中のあいまいな記述について,ネイティブが付けてくれていたコメントは次のようなものでした。
“Could you be more specific?”
「もっと具体的にお願いします」
“write”「書く」という単語は使われていませんが,報告書なので「もっと具体的に書いてください」と解釈すればいいと思います。会話中にこれを言われたら「もっと具体的に言ってください」ですね。
“Can you be more specific?”でもOKですが,ビジネス上ではより丁寧な“Could”を使ったほうがいいと思われます。
「~についてもっと具体的に」と言いたい時は“about”を付けて”Could you be more specific about ~”。
また,
“Could you give me some examples?”
「例を挙げて説明していただけますか」
という言い方をしてもいいようです。
この他,似たような意味で“in detail”「詳細に」や “particularly”「特に」という表現もありますが,日本語の「具体的」を言いたければ,やはり“specific”がいいように思います。
「具体的に」と副詞として使いたい時は“specifically”,会話の頭で「(もっと)具体的に言うと‥」と付けたい時は “To be (more) specific,‥”でいいらしいです。
和英辞典で「具体的」を調べると“concrete”という単語が出てきますが,実はこの表現をネイティブの口からは聞いたことがありません(もちろん,たまたまかもしれませんが)。
コンクリートの「しっかりと中身を固める」が「スカスカじゃなく,しっかりと具体的に中身がある」という解釈につながるのかもしれませんね(私見です)。
でも“concrete”よりも,圧倒的に“specific”の使用をおすすめします。
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