100%ネイティブの英語 no. 19
“I am concerned about~”
「~が心配/~が気になる」
「~が心配」というと,義務教育で習う英単語の“worry”を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
私もずっとそうでしたが,この“worry”は心情的・精神的な「心配」であり,ビジネスの場で使う「心配」とは少し違うようです。
ビジネスの場での「心配」は,たとえば作った文書を見ながら「この部分が心配なんだよね。こんな書き方でいいのかなぁ?」みたいな心配をすることのほうが多いのではないでしょうか。
そういう「心配」は“concern”を使えばOK.
文章の校正をお願いしていたネイティブからもらったメッセージをご紹介します。
“I am concerned about this part of the sentence.
The following might be a possible rewrite”.
「文章のこの部分が気になります。以下のように書き直せるんじゃないかと思います」
※実際のメッセージはこの後に書き直した文章が続いていました。
「~を心配する」「~が気になる」は“I am concerned about”とフレーズで覚えておくといいと思います。
ちなみに“concern”は他動詞で,「~ (目的語)を心配させる」を意味するので,自分が何かを心配する時に“I concern~”とはなりません。受動態の“I am concerned~”とするのが基本。“It concerns me that~”のように自分を目的語にして「私はthat 以下が心配です」とするのは可能なようです。
また,内容的に“worry”も“concern”もどっちを当てはめてもOKな場合がありますが,あくまでもビジネス上では“worry”より“concern”を使ったほうがいいように思います(私個人の意見ですが,“concern”のほうが客観的に見ている印象を受けます)。
ついでですが,メールや手紙を書く時に,担当者の個人名がわからない時や関係者全員宛てにしたい時に,次のフレーズを付けることがあると思います。
“To whom it may concern”
「ご担当者様」「関係者各位」
これは“concern”が「~と関係する」という意味が使われている例です。
“all concerned”「関係者全員」といった使われ方もするようです。
あと「心配事」「関心事」という名詞としても“concern”は使われます。
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