no. 22 “guesswork”
「当てずっぽう/推測」

100%ネイティブの英語

100%ネイティブの英語 no.22
“guesswork”
「当てずっぽう/推測」

待ち合わせ場所で,先に到着していた恋人の背後にそっと近寄り,後ろから静かに恋人の目をおおって「だーれだ?」って声をかける。
今の若い恋人たちはこんな遊びはしないんでしょうねぇ。
いや私が若かった頃でもしませんでしたよ。
たぶん昭和の前半生まれの人たちがやってたことだと思います。

この「だーれだ?」は英語で言うと “Guess who?”です(ロックバンドの名前じゃないです!)。

“guess”は「~を推測する」という動詞ですが,名詞でも使われます。
この“guess”だけでもいいのですが,私がやりとりしているネイティブがよく使うのは“guesswork”です。

「推測」というと硬い表現ですが,つまりは「当てずっぽう」のこと。日本人が書いた英語の文章の中には,英語力不足からか,意味がよくわからない表現が含まれていることが多々あり,そういう時,ネイティブは想像力をフルに働かせて,「きっとこう言いたかったんだろうな」と推測して修正を加えてくれます。
そこには以下のようなコメントが添えられています。

“Original wording is unclear. This is just a guesswork. Please verify”
「元の言い回しがよくわかりません。推測で修正したので,確認してください」

“guesswork”としなくても,シンプルに“This is just a guess”でもOKです。

“guess”フレーズでは“Guess what”もよく使われます。
言葉通り「なんだと思う? 当ててみて」という意味ですが,会話の冒頭で「ねぇ,ねぇ,ちょっと聞いてよ」のニュアンスで使われることもあります。
日本人がよく使う「ねぇ、ねぇ、面白い話があるんだけど」って言っているようなもんですよね。会話のハードルが上がりそう。

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