“apologize for not having+PP (過去分詞)”と”aplogize for not doing (動名詞)”の意味はどっちも同じ「~しなくて申し訳ありません」
私の至らなさゆえではありますが,仕事上で「~しなくて申し訳ありません」とお詫びすることがよくあります。
一番多いのは「ご連絡が遅くなって申し訳ありません(もっと早くご連絡しなくて申し訳ありません)」です。
これは言葉通り,“I am sorry for the late reply”とか“I am sorry that I didn’t write you sooner”とかで十分だったりはするのですが,たまに,もうちょっと丁寧に“apologize”を使って「お詫び申し上げます」みたいな印象にしたい時があります。
そういう時,私はこんな風に書いています。
“I apologize for not having written to you sooner.”
やや硬め丁寧なだけで,意味は上の例と同じく,「 「ご連絡が遅くなって申し訳ありません(もっと早くご連絡しなくて申し訳ありません)」です。
「~しなくて申し訳ありません」は単純に”apologize for not having+PP (過去分詞)”というフレーズで覚えてしまえばいいと思います。
それはOKとして,ずーーっと気になっていたのが,インターネットで「~しなくて申し訳ありません」の英訳を調べると,“apologize for not doing (動名詞)”といったふうに,for以降が過去形になっていない例がたくさん紹介されていることです。
上の例で置き換えてみると,
“I apologize for not writing you sooner.”
となります。
ずいぶんとすっきりとシンプルになりますよね。
私はこの使い分けが前々から今ひとつピンとこないまま過ごしてきました。
そこで,ここははっきりさせておきたいと思い,改めてネイティブに確認しました。
A: I apologize for not writing you sooner.
B: I apologize for not having written to you sooner.
ご覧の通り,AとBではfor以降の時制の違いがあるので,当然,意味の違いがある!
そう思っていましたが,なんと,確かにわずかに時制の違いはあるのだけど,意味的には全く違いがないそうです。
会話の中で使う時の意味は同じで,どっちも同じように使うと言われました。
ちなみに“I apologize”じゃなくて“I am sorry”に置き換えも可能のようです。
そうだったのかぁぁ。
あぁ,すっきりした。
同じことを表現するにしても,イギリス人は昔ながらの英語を守っていて,アメリカ人はそれをシンプルにしがちという印象があるのですが(私の個人的意見ですよ),それと関係があるのでしょうか。
たとえば,「~を持っている」という時,
イギリス人は“I’ve got ~”
アメリカ人は“I have ~”
と言いがちだと思うのですが,そんな感じの違いかなぁ?とふと思いました。
なんら確証はないので,あしからず‥‥。
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