とちお油揚げ(栃尾揚げ)にドはまりしています。糖尿病患者に嬉しい低糖質! 問題の高脂質はレンチンで低減。定番のニンニク・ピーマン塩でいただきます

新潟県長岡市の小林総本舗のとちお油揚げ 料理

ぞうりのように大きくて、トースターで焼くとサクサク食感のとちお油揚げ

テレビでちょこちょこ紹介されていたので,名前だけは知っていた「とちお油揚げ」ですが,行きつけのスーパーが扱い始めたので,試しに買ってみたら,どはまりしてしまいました。

オーブントースターでこんがり焼いて,小アジの唐揚げと同じく,お手製のニンニクピーマン塩をふりかけて食べると,幸せ満開になります。

はまる!と自覚したので,食べ比べをしてお気に入りを確定させようと思い,行きやすい距離にあるスーパーを回ったら,3種類手に入りました。

本当は3種類ともご紹介したいところですが,あまりに違いがあり,「説明する=酷評する」になりそうなので,一番好きな「小林総本舗」だけ写真付きでお見せします。

新潟県長岡市の小林総本舗のとちお油揚げ
新潟県長岡市の小林総本舗のとちお油揚げ

「とちお」は新潟県長岡市の栃尾エリア(2006年までは「栃尾市」だったそうです)の地名で,とちお油揚げはその名物のようです。

ゾウリのように細長く,厚さは2cmぐらいあります。栃尾エリアで製造されている点を除き,何をもって「とちお油揚げ」と呼ぶのかと考えたら,このサイズぐらいしかわかりません。なぜかと言うと,味というか特徴だけを見ると、あまりに違うので、このサイズの油揚げということなのかと思いました。

小林総本舗のものは中の豆腐部分が膨らんで空洞がいっぱいあり,外側はもちろんですが,噛むと内側までもサクッといいそうなぐらい軽くて香ばしい。

小林総本舗のとちお油揚げの断面。空洞がいっぱい

残りのうちの1つはやや薄めの「厚揚げ」でした。噛むと内側は完全に木綿豆腐で,何もわざわざ割高なとちお油揚げを買わなくても,普通に厚揚げを買えばいいと思いました。

最後の1つはその中間ぐらいでしたが,やはり生の豆腐感は強めて,印象としてはやはり「厚揚げ食べればいいじゃない」でした。

というわけで,私的圧倒的第1位は「小林総本舗」の「とちお油揚げ」なのですが,最初に行きつけのスーパーで買ったのがこれなんです。ご近所さんで嬉しい限りです。

1枚税抜き192円です。

GI値の低い油揚げは低糖質。糖尿病患者にもダイエットで糖質制限している人にも嬉しい食材……だが高脂質!

豆腐は栄養価が高いのにGI値が低いことで知られていて,糖尿病患者には嬉しい食材です。

油揚げも低糖質でGI値が43と低く(厚揚げでも45),私たちには有難い食材ではありますが,言うまでもなく,糖尿病患者の大敵「高脂質」でもあるのです。

糖質制限だけを考えている方にはもってこいですが,「低糖質・高脂質」とはなんとも悩ましい。

脂質は上がった血糖値を下げにくくする。だから上手に油抜きしたい

前に病院で受けた食事指導で,脂質は血糖値を単に上げるだけではなく,上げたまま下げにくくするから,あまりとらないようにと言われています。

身体にいいとされるナッツ類も,高脂質だから気をつけて!だそうです。

私の大好物のチキンキエフは,バターそのものがソースなので減らすのは難しく,食べること自体を諦めていますが(ご褒美的に数か月に1回ぐらいは許して),油揚げの場合は油抜きを上手にできれば,脂質を低減させられるのではないかと,以下2つを試しました。

キッチンペーパーで巻いてレンチン、焼いた後に再度キッチンペーパー

(1)キッチンペーパーでくるんでレンチンしてから焼く。

ペーパーでくるんだ上からラップで包んで,500Wで1分30秒レンチンしたところ,写真のように油分をだいぶ吸うことができました。

レンチンで油をきったとちお油揚げ
レンチン後。ペーパーが油を吸っている様子がわかりますでしょうか

それをオーブントースターで焼くと,表面に油がにじみ出てくるので,焼き上ったらすぐに再びキッチンペーパーに置くと,さらに油を吸ってくれます。
裏返して両面の油をできるだけたくさん吸い取りましょう。

そうやって油抜きをした後でも、ちゃんとサクサクの触感と美味しさはキープされていました。

ゆでて油抜きはイマイチな感想。油と一緒に風味まで抜けてしまった

(2)熱湯で2分ゆでる(熱湯で油抜きの方法を探すと,なぜかみなさん2分と書かれていたので2分にしました)

こちらはフライパンでゆでました(サイズが大きいので)。もとはシャキッとした油揚げが,ゆでるうちにふにゃっとなり,写真のように二つ折りできるぐらいになりました。

お湯で油抜きしたとちお油揚げ
煮物用ならよかったけれど……

それをザルにとり,水分をできるだけ切って,(1)と同じようにトースターで焼きました。しっかり水切りしたおかげで,表面だけはカリっと焼くことができましたが,油と一緒に風味も抜けてしまったようで,なんとも味気ない仕上がりになりました。

煮物やおいなりさん用など,ゆでた後に味付けをするのであれば(2)は有効だと思いますが,そのまま食べるなら,ゆでるのはナシというのが私の結論です。

レンチンと焼き上がりでペーパーにとるをダブルでやることで,いったい何%ぐらい油抜きができたのかはわかりませんが,目で見る限りでは,それなりに油を吸ってくれている気がします。

というか,そう信じて,食べちゃいます! 

お手製ニンニク・ピーマン塩が油揚げにぴったり。キンカン追加の新バージョンも作ってみました

自画自賛ではありますが,オリジナルのニンニク・ピーマン塩は,今でも愛用し続け,今回のとちお油揚げを食べる時もマストの調味料です。

作って冷凍しておいたのも少なくなってきたので,また大量に作りました。

ニンニク・ピーマン塩
いったんフライパンに並べた後、「電子レンジを使ってみよう」と思い立ちました

弱火で少しずつ乾燥させてというのが面倒で,今回はお試しで電子レンジを使ってみました。

熱と水分を蒸発させるために,空気に触れる面が大きいほうがいいと思うので,薄く広げられる容器に材料全部を入れ,最初は普通に加熱で5分。その後はワット数を下げて15分レンチンしてはかき混ぜて冷まし,また15分レンチンして‥‥をカラカラに乾燥するまで繰り返しました。

ニンニク・ピーマン塩
カラカラの状態です。これをミルミキサーで粉末にします

大量の塩が入っているので腐りにくいと思うので,つきっきりではなく,数日に分けてやりました。

あと,今回ちょっとしたアレンジを加えました。

容器に生のキンカンを入れ、かぶるぐらいの大量の塩を加えて冷暗所に放置で簡単にできるキンカンの塩漬け

実は今年の1月頃にキンカンを大量買いして,塩漬けを作っておいたのです。ニンニク・ピーマンに柑橘系の風味が加わると,きっと美味しいに違いない!という予感だけで,塩漬けの皮だけをみじん切りにして加えてみました。

キンカンの塩漬け
キンカンの塩漬け

今回のお手製塩はピーマン:ニンニク:キンカンは1個:1かけ:1個の割合にしたのですが,想像以上にキンカンの威力が強く,ピーマンの良い意味での苦さ,青臭さが負けてしまいました。

でも、ほんのりと甘みも加わり、これはこれでいい感じです。
ピーマン版とキンカン追加版は別物として両方ほしいかも。
しかも電子レンジでこの塩を作れるとわかったのも収穫大です。

次回作るときは、キンカンを1/3ぐらいに減らしてバランスをとれるか試してみようと思います。

ミルミキサーにかけたニンニク・ピーマン塩
完成品。これを油揚げにふりかけて幸せ満開! このお塩は手間暇かけたかいのある味

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