no. 28
“make sure that everyone should be able to take care of~”
「私はいませんが,わかるようにしておきます」
誰かがオフィスに来てくれることになったけれど,都合が合わずにどうしても不在にしなくてはならないことがあります。
用件が単に書類の受け渡しだけとかの場合は,必ずしも自分がオフィスにいなくてもいいですよね。
そういう時,私を含め,おそらく多くの人が口にするセリフは
「私は不在にしていますが,わかるようにしておきます」
ではないでしょうか。
この「わかるようにしておく」って表現,英語にしろと言われたら悩みます。
これ,日本語の表現にひっぱられすぎて悩んでしまうのだと思います。
要は「誰かが(誰でも)対応できるようにしておく」と言えばいいのですよね。
あるネイティブはこう表現していました。
“I’m not available however my staff should be able to assist your requirements”.
「私はいませんが,他のスタッフがご用件に対応できます」
“should be able to~”は「~できるはず」といったニュアンスです。
“assist”って,日本語でもカタカタ語として使われますが,「補佐をする」とか「手助けをする」というニュアンスなので,用件の内容やお互いの立場次第で,使いにくい場合があると思います。
たとえば,相手が自らの希望で何かの手続きをしにオフィスに来る場合なら,上記の例でOKですが,こちらからの依頼で来てもらうのなら,ちょっとニュアンスが変わってきます。
となると,ここはしっかりと「私が事前に準備して,誰でも対応できるようにしておきます」と言いたいところです。
まずは使い勝手のいい便利なフレーズをご紹介します。
“I will make sure that~”
「必ず~になるようにします」
です。
“that”以下に「~しておく」内容を続ければOKです。
「~に対応する」も私自身は“take care of”のほうが使いやすいと思います。
人が相手の場合は「お世話をする」という意味になりますが,物事を対象にした場合はシンプルに「対応する」という意味が表現できるフレーズです。
これらを合体させると,たとえばこんな感じ。
“I’m not available, but I’ll make sure that everyone should be able to take care of it”
「私はいませんが,誰でも対応できるようにしておきます」
これで,「私はいないけど,わかるようにしておく」が伝わるのではないでしょうか。
ここではお互いにすでに用件がわかっていることを前提に,「用件」を代名詞の “it”ですませました。
ちなみに前半で使われている“available”は,人にも物にも使える便利は言葉なので,ぜひ,ついでに覚えてください。
「使用できる」という意味ですが,ここでは自分の状況を“not available”と否定する形で「対応できない(使用できる状態じゃない)」と言っています。
“available”を使わずに「自分はいない」を表現するなら,
“I’m not in”もアリです。
また,「対応する」とはわざわざ言わなくても,「あなたが来ることはみんなに言っておきますね」という表現ですむ場合もありますね。
そういう時は,
“I’ll make sure that everyone knows you’re coming”.
「(直訳)あなたが来ることをみんなが知っているようにしておきます」
でOK。
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