食欲がなくて,ひんぱんに吐く状態は,実は5月の時の問題から続いています。
そもそも甲状腺機能亢進症がわかった当時,体重が3.3kgぐらいだったのが,お薬のおかげか3.8kgぐらいまで戻って喜んでいたら,5月の問題があり,再び3.3kgぐらいまで落ちていました。
あの時,血液検査や超音波検査をしても,悪いところは見られないと言われ,良かったと思っていました。
でも,詰まっていたと思われるウンチを大放出し,先生から問題ないと言われて安心した後,一瞬,食欲も戻ったと思ったものの,実際は体重は全然増えず,むしろ引き続き,減っていったのです。
やっぱりこれが「問題ない」わけがない!
問題は何もないという先生の言葉を信じ,単に年齢的に食が細くなってきているのだろうか? 吐くのも私たち人間が歳をとると胸やけしやすくなるのと同じなのかな?と思いつつ過ごしてきました。
あまりに食べないので,缶詰のやわらかご飯を少量のお水と一緒にミキサーにかけ,ペースト状になったものを,ちょいちょいスポイドで無理やり食べさせたりもしました。
それでも8月に入った頃には体重が3kgを切ってしまい,やっぱりこれが「問題ない」わけがないと思うに至りました。
そこで思い切って,これまでとは違う病院に連れて行きました。
明らかに悪い部分は見当たらない
前の病院で,3,4か月前にした検査とほぼ同じだとわかってはいましたが,病院が変われば,何か違うかもと思いつつ,血液検査,甲状腺の検査,超音波検査をして,細かく見てもらいました。
結果,‥‥‥やっぱり明らかな問題は見当たらないと。
あぁ,そうなんだ。
これ,明らかに喜ぶことではあるのですが,バンザイ!とはなりません。
じゃあなんでご飯を食べないの? なんで体重が減っていくの?という疑問が残ります。
人間でも健康だけど食が細くて,ガリガリの人もいますから,猫にそういう子がいてもおかしくないのかもしれませんが,若い頃の常にぽっちゃり気味だった姿を知っているだけに,何かあるのじゃないかと思ってしまいます。
前にも書きましたが,腎不全になった姉妹猫は,亡くなる1か月ぐらい前は,食べてもすぐ吐いて,最後にはやせ細って片手で持ち上げた時に感じる重さは,子猫だった頃と同じぐらい軽くなっていました。
だからどんどんやせていく様子は,もう本当に嫌な予感しかしません。
(※血液検査で今のところは腎臓に問題はないと言われていますが)
ひとまず食欲増進剤,消化促進剤を飲んで,1週間様子を見ることになりました。
食欲増進剤は3日に1回,消化促進剤は毎日朝晩2回
病院に行った日の夜,さっそく1回目の服用。
いつもの甲状腺のお薬も飲ませました。口を無理やり開けさせて,上を向かせ,のどの奥にポトンと落とす要領で飲ませますが,いつもは甲状腺のお薬だけだったのに,今回から3回その操作を繰り返す必要があるので,さすがに本人もかたくなに口を開けようとしなかったり,お薬を落とす瞬間に顔を左右に振ったりで,なかなかの抵抗を受けました。
しかしながら,天然というか,おバカさんというか,1錠あげて5分ぐらい間を空けると,ついさっき無理やりお薬を飲まされたことを忘れるようで,また簡単に口を開けてくれるとわかりました。
ふふ,そののん気な感じがやっぱりすごく可愛い。
3,4時間にわたって,見たことのない興奮状態に
今回,初めてお薬を飲ませた後,しばらくすると,大鳴きを始め,部屋の中をうろちょろ,うろちょろし始めました。
可愛くニャーではなく,低くうなるようなオォ―鳴きです。
私にはどうすることもできず,見守るしかありませんでしたが,3,4時間は続いたと思います。
鳴きながらずっと歩き続けているので,本人も疲れると思うのですが,お薬の副作用なのか,ある種の興奮状態に見えました。
翌日はそうはならず,また3日後のお薬の後に同じ反応が起こりました。
となると,3日に1度飲んでいる食欲増進剤のせいだと思います。
(お薬の名前はわかりません。明細には頓服とだけ書かれていました)
服用期間中は,かつてと同じかそれ以上の食欲
興奮はするものの,お薬を飲んでいた5日間は,久しぶりに本当にたくさんのご飯を自発的に食べてくれました。うんちも棒状のりっぱなものが出ました。
これはもしやこのまま回復では?と期待が大きく膨らんだのですが,出してもらった5日分のお薬を飲み切り,2日ぐらい経つと,また食事の量ががくっと減ってきました。
それでも病院に行く前よりは食べてくれていますが,お薬を飲んでいたこの数日に比べると半分ぐらい。
そして,やはり吐きます。
唾液のような透明な液体とか,泡が混じった白っぽいものとかを少量です。
とはいえ,病院に行く前はほぼ毎日のように吐いていたのが,2,3日に1回に減りました。
後で知りましたが,消化促進剤は,吐き止めの効果もあるそうです。
食べたものをそのまま吐くことはめったにないので,ご飯自体はちゃんと消化しているのではないかと思います。
もしかして,お薬さえ継続して飲めば,食欲も元に戻って,いずれ安定するのでは?
血液検査や超音波で問題が見つからず,食欲も元に戻って,吐くこともなくなれば,回復って結論になるのでは?
(というかそもそも原因はなんだったのか不明ですが)
という思いが抑えられなくなってきました。
次回の病院で,お薬服用後の様子を先生に伝え,再度,超音波検査をしてもらう予定です。
そのお話は次の投稿で。
今回の病院代
初めての病院だったので初診料がかかりますし,色々検査をしてもらったので,ペット保険に入っていない状態でいったいいくらかかるのか心配でした。
うちの愛猫が元気になるためだったら,いくらかかってもOKと叫びたい気持ちと同時に,お金は振ってはこないので,稼ぎの少ない私にはなかなかシビアな問題です。
実際は,お財布に3万入れていきましたが,合計 38,170円というわけでカード払いとなりました。
内訳は以下の通りです。
初診料 2,000円
採血技術料 1,200円
血液細胞検査(CBC) 1,800円
生化学検査(11項目) 13,200円
電解質(Na/K/C1) 1,800円
甲状腺機能検査(T4) 7,200円
超音波検査(腹部スクリーニング) 6,000円
処方調剤料 1,000円
内用薬5日分(プロナミド錠5mg)[消化促進] 250円
内用薬2回(頓服)[食欲増進] 250円
消費税 3,470円
合計 38,170円
コメント
寝込むこともなく,元気そう。とのことでそれはよかったですが、
頻繁に吐いて食欲不振、体重減少は心配ですね。
まるで甲状腺の症状ですが、数値は上がったりしてないんですよね。
(異常な食欲で痩せるのが多いですが、食欲不振も多い症状らしいですね)
頻繁に吐くとかどんどん痩せるとか心配しかないですね。
何が原因なんだろう。
うちも、春~夏の数か月ほど、昼は食べないことが続いてました。
(夜は普通に食べてるので食欲がないわけじゃないw)
昔から、私の休日は昼食に缶詰を出してるのでカリカリ摂取量は減るのですが。
なぜかわたしが出社してるときは食べてることも多かったというねw
わたしが家にいるとストレスなんでしょうか?(笑)
とりあえず、昼の食欲不振、最近は改善してるようです。
食欲増進剤は、数種類あるようですが、
副作用で興奮状態になるのがあるみたいです。
薬を減らしたり、やめればそれらの症状はなくなるそうです。
↓
お鼻のシミ、なんともなくてよかったですね。
突然、黒くなったりすると焦りますよね。
コロナも、無事、後遺症も出なくてよかったです。
結構、後遺症きついという話を目にするので。
検査は高かったですが、こればかりは仕方ないですねw
もっと安くあれ!って気持ちでいっぱいです(笑)
TERU様
ご無沙汰しております。
コメントありがとうございました。
コロナにやられてはいませんか?
ブログにも書きましたが,私は「あれだけ気をつけていたのに感染!」でしたから,TERU様もどうかどうかお気を付けください。
今回のTERU様のコメントは,私が「承認」をしないといけない形になっていました。
そんな設定にしていないのに‥‥どこも何も触っていないのに‥‥知らない間にブログの設定が変わっていることに恐怖を覚えております。
おそらくTERU様のほうにも,「コメントの承認待ち」と出ていましたよね。
煩わしくなってしまい,申し訳ありませんでした。
うちの子ですが,先生が言うには,甲状腺のほうも,腎臓のほうも問題のない数値ですとのこと。
甲状腺のお薬のせいで,腎臓が悪化する場合があるそうですが,うちの子の場合は良い状態で落ち着いていると言ってもらいました。
電話で少し話を聞くと,お薬の副作用で,やはり興奮状態になる場合があるそうです。
ただ,「気になるようなら,そのお薬は今後は使わないようにしましょう」程度の言い方だったので、それほど深刻な問題ではなさそうです。
TERU様の猫さんは,季節や時間帯で食べる食べないがあるのですね。
うちのもあったのかもですが,私の観察力が足りないのか,あまり感じたことがありません。
TERU様が一緒の時といない時で,食べる量が違うのも,気になりますよね。
やはり精神的に何かしらのその状況の影響を受けているのでしょうか。
TERU様のブログを拝見いたしましたが,猫+猫+自分暮らしのご経験者ですよね。
うちの姉妹猫が生きていた頃は,寝ている私への気遣いもなく,毎夜毎夜,楽しそうに大運動会を開催して,私が仕事に出ている間も寂しいとか感じることなく過ごしていたと思います。
でもぼっちになってからは,急に猫らしからぬ甘えたになりました。
やっぱり相棒がいた頃のほうが精神的に落ち着いているというか、ストレスなく気ままに過ごしていたように思います。
うちの子はしばらくは食欲不振の原因探しで病院通いとなりそうです。
「食欲の秋」がうちの子に訪れることを祈っています。
TERU様も猫さんともども,どうかお体を大切にお過ごしください。