前回処方された消化系の機能を促進するお薬と,過度な胃液分泌を抑えて胃の内側を守るお薬を飲みつつ,約2週間が経過しました。
興奮状態になったのはその前に処方された食欲増進剤のせいだったようで,この2週間は特に興奮している様子は見られませんでした。
でも,消化系の促進剤だけではそこまで食欲がわかないようで,カリカリは完全に無視で,レトルトのほうだけ少し食べる程度。
レトルトのご飯は食べたうちに入らない
レトルトのご飯ってほぼ水分で,食べていたとしても,たいした量にはならないそうですね。
実際,「ゼリー仕立て」とかはゼリー状になっているから固まって見えますが,水分ですものね。
そのレトルトご飯でさえ少量しか口にしないので,食事量はかなり少ないです。
新しいお薬を飲んでいるこの期間は自発的にどの程度食べるのかも確認したほうがいいと思ったので,前みたいに強制的にご飯やお水を口に含ませることはせずに過ごしました。
明らかに体重が減っていくので,見ていて辛くなります。
若い頃からのいつもの吐き方ですが,先生曰く「かなり強い吐き方で,負担も大きい」
先生から,吐く時の動画と吐いたものの画像を撮ってきてほしいと言われていました。
吐きそうな気配を見つけても,スマホのカメラを立ち上げる作業をしている間に吐いてしまうので,なかなか撮影できなかったのですが,1回だけとらえることができました。
先生によると「これはかなり強い吐き方ですね。負担も大きいと思います」とのこと。
見てもらった動画がこれです。
正直,うちの子は元気いっぱいの十代の頃から,いつもこんな吐き方で,逆にこれ以外の吐き方をしているのをあまり見たことがないので,なんら特別な感じはしませんが,他の猫さんは,ひっくひっくという前触れもなく,「おおーっっえっ!」じゃなくて,優しく吐くのでしょうか?
私が一緒の時は、このひっくひっくという前触れのおかげで,吐き出しそうな場所にティッシュを置いたり、お皿を本人の口の前に差し出す時間的猶予が与えられ,床を汚さずにすんでいますが、本人的にはひっくひっくも辛い瞬間なのですよね。
コロナ感染を経験した私が知っている吐き気の辛さ
私自身,ほんの2か月ほど前にコロナに感染し,1週間ぐらい毎日吐き気に襲われました。
激しくはなかったのですが,地味にムカムカが休みなく続き,寝ても覚めても気持ち悪くて,食欲がまったくわきませんでした。
実際に吐くまでいったのは大昔に経験した2日酔いの時ぐらいですが,吐けそうで吐けずにムカムカする時間が続いた後に,実際に吐き出す瞬間はかなり辛くて,吐き終わった後は,ぐったりだったと記憶しています。
もしかして,うちの愛猫が今ずっとそのような状態かもしれないと思うと,何とかしてあげなきゃと思います。
今回も超音波検査 → 悪いところはなし
今回も超音波検査をしてもらいました。
すると,前回厚く見えていた箇所は,今回は普通にきれいな層に映っているそうです。
あれが何だったのか,もしかして単なる撮影位置でそう見えただけのお騒がせだったのかもしれないとも思いますが,ひとまず今は正常に見えることだけを喜びたいと思います。
となると,となると,となると‥‥やっぱり「問題は何も見つからない」という結論になってしまうのですよね。
ほぼ毎日吐くのです。1日空くことはあっても2日空くことはありません。
ご飯をあまり食べません。
元気だった頃は体重が4kgぐらいあった子が,どんどん減って,今は2.9kg弱です。
これがどこも悪くないはずがない,ですよね? 。
で,病院の先生は,こうおっしゃいました。
「ここでやった検査では,悪いところは見当たらない。でも何かないとこんなに吐かないし,体重も落ちないと思うので,やはり内視鏡検査で精査することをおすすめします。でも対症療法を続けて,様子を見るという選択もあるし,それは飼い主さんのご判断次第」
結局,悪いところは何も見つからないという点は前の病院と同じ。
でも前の病院は長期的にお薬を飲みながら様子を見るというより,「どこも悪くないので,吐き気止めだけ出しておきますので,また何かあったら来てください」的なそこで打ち切られた感じでした。
私もその時は何も悪いところはないという診断に,すごく喜んだんですよね。
でも,具合が悪くなった原因のいろんな可能性を探ってくれる感じはなかったので,病院を変えたのは正解だと思っています。
何もないからといってやせ細っていく愛猫を見ていられなくて,やっぱり内視鏡検査
実はどんどんやせていく愛猫を見て,やはり内視鏡検査をしてもらうべきじゃないかと思い始めています。
全身麻酔は怖いですが,事前検査で耐えうるかどうかちゃんと確認してくれるそうですし,3,4万で原因がわかるなら(わからないかもですが),やはり検査を受けるべきではないかと思うのです。
この2回目の超音波検査で何か結果が変わるかもしれないし,何か新しい方針が出るかもしれないと期待していましたが,何もなかった‥‥で,「よし,内視鏡検査を受けさせよう」と思うに至りました。
先生のお話を最後まで聞いてから,内視鏡検査を受けたいので,病院をご紹介していただきたいとお願いしました。
これまでの検査やお薬の詳細などすべて,先生のほうから専門病院に送ってくれるそうです。その病院から検査予約の連絡がくるから,直接やり取りしてくださいと言われました。
内視鏡検査に耐えられるように,しっかり食べさせて,体力をつけさせようと思います。
実際の検査までの間,引き続き消化系の機能を促進するお薬は続けて,前に出してもらった胃の内側を守るお薬はやめて,代わりに吐き気止めを飲んでみることになりました。
甲状腺のお薬はこれまで通り。
吐き気止めは毎日飲む必要はないかもしれないから,まずは2,3日飲んでみて,吐き気がおさまっているとわかったら,1日置きとか,2日置きとか間を空けてみて,どの程度の頻度で飲めば吐かずに過ごせるか様子を見るようにとのこと。
少し脱水症状が出ているとも言われ,本人が吐かずに食べるなら,お水も食べ物も強制的にあげてもいいと言われたので,この日から,水分でふやかしたカリカリをミキサーでペースト状にし,しっかりと食べさせることにしました。
ペースト状にするのは,軟らかいシリコン製の吸い口がついた容器に入れて食べさせるのに都合がいいという点と,カリカリの状態より消化がいいと思うからです。
食べ物をただ口の中に入れただけだと,猫って驚くほど器用に舌を使って外に吐き出すのですよね。
お薬もうまくノドの奥に落ちるようにしないと,気づくと吐いて口の横についていたりします。
「あれ? さっき飲ませたやつがなんでこんな場所に?」状態になるので,飲ませたり,食べさせた後は,しばらく出さないか見守ることにしています。
私の知り合いに,簡単に済むと言われた手術を受けるために愛犬が全身麻酔を受け,手術中に亡くなるという経験をした人がいます。
その時の原因はわかりませんが,とにかく体力があることは大切だと思うので,食べさせたいと思います。
これまでは気持ち悪くてムカムカしているであろう状態で食べさせることに多少の躊躇があったのですが,吐き気止めも出してもらったので,本人が自発的に食べる様子を見せたら,追加で私の愛情たっぷりのペーストご飯を食べさせます。
続きはまたご報告いたします。
お薬の名前を明らかにしてくれるのは安心
補足ですが,前の病院は何のお薬かを口頭で説明はしてくれても,お薬の名前を記載した紙はもらえませんでした。
薬袋には,飲む頻度などが書かれているだけで,それが何という名前で何のためのお薬かは一切書かれていませんでした。
長期的に飲んでいた甲状腺機能亢進症のお薬の名前も知らされませんでした。
今の病院は領収書にお薬の情報が書かれています。
名前や成分量,単価などがきちんと記載されています。
もちろん,名前がわかって,どんなお薬かを自分で調べられたところで,何をどうするわけではないです。
ただ「そういうお薬なのか」と思うだけです。
でも,情報をきちんと開示するという姿勢は大切だと思いますし,飼い主としては安心できる要素でもありますよね。
そういう部分も病院の良しあしが表れると思います。
今回の病院代
再診料 1,000円
処方調剤料 1,000円
内用薬(セレニア錠 吐き気止め)7回分 2,079円
内用薬(ボミットバスター錠 消化官機能改善)14日分 467円
消費税 454円
合計 5,000円
※甲状腺のお薬は前の病院で出してもらったものが残っているので、この時は処方してもらっていません。次回はお願いすることになりそうです。
コメント
こんにちは。
前回ので気になっておりましたが、
「かなり強い吐き方・・・」なんですね。
動画が見れなかったので、あれですけど、
うちも吐く前は「ひっくひっく おぅえー」ですw
吐くとこって、なかなか撮れないですよね。
コンデジにしてもスマホにしても立ち上げてる間に、
嘔吐タイムは終わってしまうしw
数値上は何も問題ないのって一番悩みますね。
全身麻酔は心配ですよね。
特に内視鏡検査をやれば必ずわかるわけでもないので。
ただ、このまま体重減っていくのは見るに忍びないので、
内視鏡検査を決断されたのはよかったと思います。
薬名称を書いてくれるのはすごいですね!
その病院は誠実な病院ですね。
動物病院って、お薬の名前、こっちから聞かないと、
教えてくれないとこ多い気がします。
ってか、わたしはそういう動物病院しか知らないかも。
今行ってる病院は単価は明細に入ってるけど、薬の正式名称はないです。
診断後に調べまくるので「薬はこれか?量はこれか?」と聞くパターンですw
猫様が無事に内視鏡検査を終えて、原因が判明して、
すっきり治りますように。
TERU様,コメントありがとうございます。
ちょうど新しい投稿を書きかけていた時で,その内容についてもこのお返事で触れたかったので,お返事が遅くなりました。申し訳ありません。
内視鏡検査は結局25万円かかると言われました。
目が飛び出ましたが,後悔したくないので,ひとまず1回はちゃんと診てもらおうと決めました。
コメントにお書きくださっていたように,内視鏡検査で必ずしも原因がわかるとは限らないのですよね。
結局,原因がつかめず,この先も毎日吐く愛猫を見守るだけの日々になるかもしれないし。
そうなったら「ストレスか? 私との生活は嫌か?」という方向で考えることになりそう……。
お薬の詳細を書いてくれる病院は少ないのですね。
経験した病院が何軒もないので,比較対象が少ないのですが,今回の病院で細かく書いてあるのを見て,すごく安心感がありました。
昨日のブログで不満をぶちまけちゃいましたが,今の病院は(病院自体は)誠実なのかも。
病院名やうちの猫の名前を公表していないとはいえ,先生や病院に対する不満を書く時は緊張します。
怒りに任せて書くととんでもなく悪意に満ちた黒い私が全面に出た内容になるので,昨日の記事はあれでも言葉を選んで何回も修正したものです。
TERU様は同居されていた猫様をお2人もお見送りされたのですよね?
おそらく病院経験も豊富だと思いますが,怒ったご経験はないですか?
TERU様はおだやかっぽいですが。
私が貼り付けた吐く動画,見られませんでしたか? 今も?
TERU様のところの猫様も「ひっくひっく,おぅえー」だと知り,お仲間がいてちょっと安心しました。
先生に強いって言われてびっくりしました。
うちのひと足先に旅立った妹猫も今の子もどっちも,毛が抜ける時期によく毛玉を吐いて,それって全然病気じゃないと思いますが,吐く時は常に「ひっくひっく,おぅえー」で,実に見慣れた光景です。
ひっくひっくと聞こえてきたら,素早くお皿を取りに走り,猫の口の下で受ける,がお決まりです。
今の生活で私が一番機敏に動く瞬間です。
過ごしやすい季節になってきました。
風邪などにかからないよう(もちろんコロナにも),お気をつけてお過ごしください。
いつもコメント本当にありがとうございます。