100%ネイティブの英語 no. 31
“Action required”
「要対応」
“Action requred”と件名の頭に書かれたメールを受け取ったことはありませんか。
直訳すると「行動が必要とされている(Action is required.)」なので,つまりはすぐに「要行動」「要対応」の意味です。
このようなメールを受け取ったら,何事かとけっこうドキドキします。
これ,英語の迷惑メールでもおなじみのようです。
“Action required”の後に,「お支払いが完了していません」とか,「会員情報が不完全です」といった意味のことが書かれていて,偽サイトに誘導するケースが多いらしいのです。
緊急とか至急ほどではないにしろ,「早く対応しないと大変なことになりますよ」という,ちょっと脅す感じがこの“Action required”にあるのかもしれません。
もちろん,ちゃんとしたメールで,何かしらが完了・完結していない場合に,注意喚起の意味で“Action requred”と使われていることもあるので,全部が全部,迷惑メールというわけではないのですけれど。
また,別の使い方をご紹介いたします。
最近,あるネイティブに仕事依頼のメールを送ったら,うんともすんとも返信がないので,「お返事がないので,今回の依頼はひとまずキャンセルにさせてください」とメールしたら,あわてて次のようなメールが届きました。
“My apologies! I did see your email but failed to put it in my Action Required folder.
Again, sorry for the oversight”.
「申し訳ありません。メールは見ていたんですが,要対応フォルダに入れ忘れていました。見落として,ごめんなさい」
※「見落とし」の意味の“oversight”も覚えておきたい単語です。
1日に何通もメールを受け取る場合,読むだけでOKのもの,返信が必要なものが混じっていますよね。
このネイティブは“Action Required folder”「要対応フォルダ」を作って,返信が必要なものだけを入れておき,それを見て順次お返事を出していたようです。
この時は私からの仕事依頼メールをそのフォルダに入れ忘れて,そのまま返信し忘れたということです。
効率よく仕事をこなすために“Action Required folder”を作っておくのはいい方法ですね。
私も仕事では結構多くのメールを受け取るのですが,“Action Required folder”は作っていないものの,受け取ったメールへの返信をクリックして、立ち上がったメッセージ画面をそのまま草稿(下書き)フォルダに入れておくようにしています。
草稿(下書き)フォルダを見ると,返信が必要なメールの下書きが並んでいるというわけです。
この方法もけっこうおすすめです。
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