100%ネイティブの英語 no. 32
“My pleasure”「どういたしまして」

100%ネイティブの英語

100%ネイティブの英語 no. 32
“My pleasure”
「どういたしまして」

英語の「どういたしまして」は?と聞かれて,最初に思い浮かぶのは “You are welcome” という人は今でも多いのではないでしょうか。
(今は小学校でもネイティブによる英語の授業があるらしいので,状況は少し違うのかもしれませんが)

人から何かをしてもらって,“Thank you”とお礼を言った時に,イギリスで何回も何回も数えきれないぐらい言われたフレーズは“Your are welcome”じゃなくて,“My pleasure”でした。
“My”なしで,軽く“Pleasure”とだけ返してもらうことも多々ありました。

“My pleasure”も「どういたしまして」と同じように使われますが,直訳すると「私の喜び」,「お役に立てたことは私の喜びです」という,恩着せがましさが一切ない表現で,私は大好きです。

丁寧な表現で,サービス業などで顧客からお礼を言われた時の返しにもよく使われていたと思います。

一方で,“You are welcome”は直訳すると「あなたは歓迎されている」ですが,私には「(あなたは人から親切にしてもらって)いいのよ」と,許してもらっているように感じます(あくまでも私の個人的な印象です)。

“My pleasure”を知ってしまったから感じることかもしれませんが,“You are welcome”と言われると,なんかちょっと恩着せがましさを感じてしまうのです。

主語が“You” だからそう思うのかもしれません。
「あなたは歓迎されている」ではなく,「私はあなたを歓迎する」と主語が「私(発言者)」だったら,また印象が違ってただろうと思います。

“You are welcome”と言われるなら,カジュアルに“That’s OK”「いいのよ」とか,“Not at all” “Nothing”「お礼を言われるほどのことは何もない」と返してもらったほうが,恩着せがましさは感じません。

いずれにしも、”My pleasure (私の幸せ)”という返しは素敵だと思いませんか。

“pleasure”はカタカナ表記すると「プレジャー」ですが、2文字目はR(アール)じゃなくL(エル)なので,舌をしっかり上あごにつけて発音してくださいね。
“present (プレゼント)”とかと同じように発音してしまうと伝わりにくいです。

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